『オーダー枕』『ベッド』『寝具専門店』『快眠ショップ』ふとんのせいぶ・西部製綿株式会社
香川県観音寺市豊浜町箕浦甲2424 0875(52)3234
お気軽にお問い合わせください 通話料無料フリーダイヤル0120-50-3234 9:00〜19:00(毎週水曜定休日

店長のヨーロッパ羽毛旅行記
 快眠ショップ ふとんのせいぶ(西部製綿) 店長石川克幸が
ヨーロッパで実際この目で見てきた見てきた
羽毛(ふとん)の真実をもとに
本物の羽毛ふとんの選び方をお教えします!

羽毛の本場を訪ねて、厳寒のドイツ・ポーランド・ハンガリーを巡った9日間の記録
目次

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当店が選ばれる7つの理由

店長 石川克幸 ストーリー

ヒラ店員 石川裕美 ストーリー

店長のヨーロッパ羽毛旅行記

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取り扱い商品
ふとん(羽毛、綿、羊毛、シルク、化繊)、ベッド(ベッドフレーム、マットレス)、枕、カバーリング、毛布・タオルケット・敷きパッド類、ムートン、パジャマ、座布団(婚礼座布団)、健康寝具、ブライダル寝具、子供ふとん(ベビー、ジュニア)、羽毛ふとんリフォーム、綿ふとん打ち直し、ふとん丸洗い


オーダー枕

肩腰らくらく敷きマット

肩腰らくらく(ベッド)マットレス

ノンスプリング(ベッド)マットレス

ベッドフレーム




西川リビング(日本)


ノッティンブル(イタリア)


センベラ(ドイツ


シェララフィア(ドイツ)


マニフレックス(イタリア)




店長 石川克幸 ブログ

ヒラ店員 石川裕美 ブログ


店長、本場の羽毛ふとんを見に行きませんか?
いざ厳冬のヨーロッパへ
ヨーロッパ『羽毛』視察旅行行程(8泊9日
ドイツ フランクフルト
ドイツ ピータコール社
ポーランド クラクフ
ポーランド マザーグース農場
ハンガリー ブダペスト
ハンガリー FBZ社
ここまで書いたら怒られる 羽毛のおはなし裏のウラ


店長、本場の羽毛ふとんを見に行きませんか?
今回のヨーロッパツアーの
仕掛け人である東陽産業鰹ャ林裕三社長と
東陽産業鰍フ本社工場前で撮影。

『店長、本場の羽毛を見に行きませんか?』今回のヨーロッパ羽毛視察旅行はこんな一言から始まりました。2009年の夏の話です。誘ってくれたのは東陽産業鰍フ小林裕三社長。ウチが羽毛ふとんのリフォームをお願いしている羽毛ふとん製造メーカーの社長です。小林社長がウチのお店に来られた際に、『本場の羽毛を見るためにヨーロッパに視察旅行に行かないか』と誘ってくれたのです。

聞くところによると、明くる1月に約10日間掛けてドイツ・ポーランド・ハンガリーの3カ国に羽毛の視察ツアーを企画していて、その参加者を募っているというのです。私の本心としては、かなり興味はあるけれども、夏場ならともかく、忙しい1月に私がお店を10日近くも留守にすると、お店が大変なのは分かり切っているだけに、即座に『無理ですよ。』とお断りした、というのが実際のところです。ところが・・・

横でその話を聞いていたヒラ店員(妻)があっさりと『せっかくだから行ってきたら。』と言ってくれたのには驚きました。その時の私はさながら『鳩が豆鉄砲食らった』ような顔だったはずです。予想外の一言に『本当にいいの?その間お店が大変だよ。』と返したものの、『その分私たちが頑張るから、行ってきなよ。』とのこと。『お金もかかるよ。』と言っても『まぁ・・・何とかするから。』と・・・ヒラ店員(妻)にそこまで言ってもらって断る理由がなくなった私は、その場で小林社長に『それでは宜しくお願いします。』と返事をしたのです。かくして私のヨーロッパ行きが決定しました。予期せぬ展開とはまさにこのことです。こうなったら勢いで行くしかありません。

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いざ厳冬のヨーロッパへ
意外に思われるかもしれないが、
日本はヨーロッパ諸国と比べてかなり南に位置している。
東京の緯度はヨーロッパというよりも、
北アフリカのチュニジアに近い。
最果ての地のイメージが強い稚内でさえ、
今回訪れた『ドイツ』『ポーランド』『ハンガリー』より南だ。


出発前、現地からの直前情報によると、ヨーロッパは記録的寒波に見舞われているとのこと。そのために、私はダウンジャケットを新調しました。さらに厚手の肌着はもちろん、マフラーに手袋、さらに多量の使い捨てカイロまで、まさに完全装備での出発となりました。寒いのが苦手な私が、現地の寒さに耐えられるのか?まさに不安だらけの出発でした。


出発直前の関西国際空港にて。
寒さへの不安からかその表情は堅い(苦笑)

到着時点でのフランクフルトの気温はマイナス9℃。香川に住んでいる限りまず味わえない寒さではあります。しかしながら『マイナス20℃を覚悟していたため、意外と平気だった。』というのが私の率直な感想です。これなら何とかなりそうだと思った私は、急にビールが飲みたくなりました(笑)


最初の夜、
ドイツのフランクフルトにて
参加メンバー全員で乾杯

ドイツと言えば『ビール』と『ウインナー』。新婚旅行で行って以来のドイツだったので。懐かしく、そして美味しかったです♪・・・と、この文書を書きながら目を細めている私(笑)

それからの8泊9日間、(朝は別として)昼と夜はかなりの量のお酒を飲んだことをここに告白します。そして周りの人はちょっと呆れていたかも(苦笑)ただし・・・だからと言って仕事の方がお留守になった・・・ということは決してありません。あくまでも自分のキャパシティー(酒量)の中で飲んだので、しっかりと仕事もしてきましたので。
 

向こうでは昼間仕事中にお酒を飲むのは当たり前!?
ドイツ ピーターコール社ではシャンパンで乾杯♪
 
旅行を通じて一番寒かったのはポーランドの羽毛農場を視察した時のこと(後述)。マイナス15℃にも達しました。そこまで寒いと『寒いというよりも痛かった。』というのが率直なところ。そこで飲ませてもらったウォッカが、びっくりするほど美味しかったんです♪アルコール度数のかなり高いお酒だが、とにかく体が芯から温まりました。あまりに美味しかったのでウォッカ類を7本も買って帰っりました。ところが、日本に帰って飲むと、不思議とあまり美味しくないんです(苦笑)


ウォッカ片手にご機嫌な私

ちなみに私はポーランド語を二つ覚えて帰って来ました。『ナズドロービエ』と『ゲンクィエン』の2つです。前者は『乾杯』を、後者は『ありがとう』を意味しています。

現地の方が食事に招待してくださる機会が何度かあったのですが、何せ言葉が通じませんでした(苦笑)だからと言ってせっかく招待してもらっているのに、日本人だけでしゃべっているようなこともしたくなかったので、ポーランド語の『乾杯』と『ありがとう』を教えてもらいました。あとはひたすら『ナズドロービエ(乾杯)』『ゲンクィエン(ありがとう)』とやっているうちに、どんどん盛り上がって行きました。どこの国に行っても現地の『乾杯』『ありがとう』さえ言えれば、何とかコミュニケーションがとれると思いました(笑)


ポーランドの人とすっかり意気投合した記念に撮影

ここまで読まれた方の中には『店長ってヨーロッパにお酒を飲みに行ったの?』と思われる方もおられるかもしれませんね(苦笑)そこでそろそろ私の仕事ぶりを徐々に明らかにしていきたいと思います☆

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ヨーロッパ『羽毛』視察旅行行程(8泊9日)
 

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ドイツ フランクフルト
国名:ドイツ
首都:ベルリン
面積:35万7021Km
  (日本よりやや狭い)
人口:8240万人
  (日本の約3分の2)
言語:ドイツ語

EUナンバーワンの経済大国ドイツ。ドイツは寝具製造の先進国でもある。ドイツを代表する国際都市であるフランクフルトでは、毎年1月に世界最大規模の寝具の展示会『ハイムテキスタイル』が開催される。

ドイツの街並みはとてもきれいです。9年前に新婚旅行で訪れた『ローテンブルク』や『ハイデルベルク』は中世の雰囲気を色濃く残した、まるでおとぎの国でした。あの時の感動は今でも忘れられません。

それと比べて今回の訪問先である『フランクフルト』はドイツ経済の中心地で、なおかつ人口の約3分の1が外国人という国際都市でもあるため、その街並みは近代的で、私からすると物足りない気がしました。


近代的ビルが立ち並ぶフランクフルト中心部


宿泊したホテルから眺めた
フランクフルトの早朝の景色


それでも街の中心部にある『レーマー広場』には、神聖ローマ帝国時代の貴族の家が、今なお市庁舎として使われているなど、わたし好みの雰囲気がしっかりと残されていました。

中世の街並みが残る
フランクフルトのレーマー広場にて



フランクフルト大聖堂

ドイツは寝具の先進国。世界的に有名な寝具メーカーが数多く存在しています。そんなドイツを代表する国際都市であるフランクフルトでは、毎年一月に『ハイムテキスタイル』という世界最大規模の展示会が催されます。『ハイム』とは英語で『ホーム』、『テキスタイル』とは『布地・繊維』つまりインテリアと寝具の総合展示会です。今回の視察旅行がこのような一番寒い時期になったのも、この展示会の日程に合わせたためです。

10個ほどの大型ビルを縦横に連絡通路でつなげて作られた会場は迷路のよう。その規模は『東京ビッグサイト』や『幕張メッセ』などとは全く比べ物になりません。会場内はヨーロッパ人だけでなく世界中のあらゆる人種が集っていました。


万歩計を付けていたら
おそらく1日1万歩どころではなかったはず。


一日半かけて会場内を歩き回りましたが、全体の半分も見ることが出来ませんでした。それでも世界標準の寝具のトレンドを、この目でじかに見ることができたのはとても貴重な体験でした。


バウアー社にて
羽毛ふとんの側生地の素材をチェック
(ちなみに会場内は原則撮影禁止)


ピーターコール社のブースにて


日本からウールマークカンパニーも
出店されていました


ところでドイツ製の寝具やベッドは結構有名ですが、ドイツ産の羽毛が入った羽毛ふとんって、あまり見かけないと思いませんか?ヨーロッパの羽毛の産地といえば、『ポーランド』や『ハンガリー』の方がはるかに有名ですよね。実際のところドイツでは、羽毛原料を採ることそのものよりも、羽毛の加工や製品化が盛んで、それをドイツ国内だけでなく、日本はもちろん世界各地に輸出しています。

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ドイツ ピータコール社
ドイツ国内はもちろん、
ポーランドやハンガリーなどヨーロッパ各地で採れた
原料羽毛を『洗浄』『選別』し、
製品羽毛へと加工する
ヨーロッパ最大規模の羽毛加工メーカー。



極限状態まで洗浄され、
そして『成熟ダウン』のみを集められた
『最高ランクの羽毛』は
本当に清潔で、ふわふわと軽い。
まるで暖かい空気の塊のようです。
それを用いた羽毛ふとんで寝ることを想像するだけで、
心の底からぽかぽか暖かくなるから不思議です。


せっかくの羽毛を生かすも殺すも加工次第

寒冷地でしっかりと育成されたマザーグース(ガチョウの親鳥)から採取された羽毛であっても、その後の加工・精製をきっちりと行わないと台無しです。そのため羽毛ふとんのランクを、産地や鳥の種類だけでは評価するのは大きな間違いです。




一羽のグースから通常約300グラムの羽毛が採れる。
一口に羽毛と言っても
『成熟ダウン』
『未熟ダウン』『疑似ダウン』
『スモールフェザー』『フェザー』
など種類は雑多である。


この中で質の良い『成熟ダウン』の比率はごく一部である。
そのため羽毛採取後の加工が非常に重要となる。


『加工』は大きく分けて『洗浄』と『選別』の二つ

加工は大きく分けて『洗浄』と『選別』の2つの行程が挙げられます。

『洗浄』は水洗いすることにより、羽毛原料に含まれる汚れや油脂分、さらにはチリやホコリを取り除く工程です。汚れを取り除いてしっかりと乾燥させることで、羽毛をふっくらと開かせるのも重要です。


『洗浄』は隠れた重要ポイント。
ここで手を抜くと
『匂いがする』、『ほこりが出る』
あるいは『本来のかさが出ない』などの問題が生じる。



『選別』は、羽毛の中に含まれる『成熟ダウン』『未熟ダウン』『疑似ダウン』『スモールフェザー』『フェザー』を選り分ける工程です。この中から質の良い『成熟ダウン』だけを選別するのはなかなか手間のかかる作業です。



雑多な羽毛の中から


良質のダウンだけを選別するのが重要


ピーターコール社が所有する、
高さが12メートルもある世界最大級の羽毛選別機。
この選別機を用いて、
雑多な原料羽毛を選別・精製する。
羽毛ふとんの品質を左右する重要な機械である。

羽毛ふとんの品質を左右する重要な工程

こういった加工の良し悪しにより、最終製品である羽毛ふとんの品質には大きな差が出ます。逆に言うと、この工程で手を抜いた羽毛ふとんは『粗悪品』です。

例えば『ポーランド産』で『ダウン率90%』と表示されていたとしても、『未熟ダウン』のみをよせ集めたような羽毛ふとんも世の中には多く存在します。もちろんこのような羽毛ふとんは暖かくありません



A.正常(成熟)ダウン


B.スモール(未熟)ダウン
規格上A.B共にダウンに分類される。
しかしながら同じダウン率90%の羽毛ふとんであったとしても、
『Aばかりの羽毛ふとん』と『Bばかりの羽毛ふとん』では
羽毛ふとんとしてのかさ高、保温性には大きな違いが出る。


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ポーランド クラクフ
国名:ポーランド
首都:ワルシャワ
面積:31万2685km2
  (日本の約80%)
人口:3852万人
  (日本の約30%)
言語:ポーランド語

言わずと知れたヨーロッパを代表する高級羽毛の産地『ポーランド』。冬の寒さと、丘陵がちの平坦な国土、そして湖が多く水が豊富にあるからだ。ポーランド第2の都市であるクラクフは、ポーランドで1番美しい街並みを誇る古都。いわばポーランドの京都だ。

『ポーランドの歴史書は睡眠薬の代わりになる。』と・・・ある作家が書いたのを読んだことがあります。実際に睡眠薬の代わりにしているわけではなく、それほどポーランドの歴史は、読んでいるとすぐに眠くなるくらい複雑だ・・・ということを言いたかったのだと思います。

実際のところ『ドイツ』『ロシア』といった大国に挟まれた小国『ポーランド』は苦難の歴史を歩んできました。世界地図からその名前が消えていた期間も長いです。そんなポーランド人から、私は物静かで控えめな印象を受けました。またポーランド人はヨーロッパ人としては小柄な部類に属します。お隣のドイツ人の体格が良いのと比べて対照的で、なおかつ象徴的に思いました。

またポーランド人は親日家としても知られています。どうやらそのルーツは、日露戦争で我が国が、(ポーランド人にとって憎き)ロシアを打ち負かしたところにあるらしいです。同様のことはトルコにも当てはまります。  

私たちが宿泊したクラクフですが、ポーランド第二の都市です。日本ではほとんど無名の存在ですが、ヨーロッパ人には穴場的な人気の観光スポットです。

 


クラクフ大聖堂


バベル城


古くはポーランド王朝の首都として栄えたこともあるうえに、第二次大戦で全土が焦土と化したポーランドの中で、唯一奇跡的に戦火を免れたクラクフは、さながらポーランドの京都と言っても良いでしょう。歴史的な建築物がたくさん残るクラクフの旧市街は、ユネスコの世界遺産に登録されています。


クラクフのマルクト(市場)広場
古くからあるヨーロッパ市街地の中心部には
必ずと言ってよいほどこのような広場が存在する



謎のタイツマンと記念撮影


チョコレートをお土産に購入の図

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ポーランド マザーグース農場
私にとっては
『寒い』というよりもむしろ『痛い』
・・・と感じるほどの極寒の地で
何くわぬ顔で普通に過ごしているマザーグースたち
保温力抜群のダウンが採れるのも納得です。


クラクフから辺鄙な道を車で走ること約2時間、マザーグース農場は小高い丘の上にありました。現地の気温はマイナス15℃。凍てつくような寒さの中、マザーグースたちは柵に囲われた屋外で放し飼いされていました。

クラクフから車で走ること2時間。
凍結した山あいの一般道を
時速100キロ近くで爆走するバスからのワンショット。
この旅行中で一番身の危険を感じた瞬間でもある(苦笑)



いよいよマザーグース農場に到着。
あまりの寒さに店長『縮こまりの図』。


外気温マイナス15℃。
四国ではまず体験のできない寒さである。
寒いというよりもむしろ痛いと言った方が正しい。



人間には耐えがたいほどの寒さの中でも、
マザーグースたちは平然としている。
保温性の高いダウンが採れるのも納得。



店長も思わず大興奮。
寒さを忘れて写真を撮りまくりの図。



ちょうど産卵の時期のため、最初は神経質そうにガーガーと騒ぎ立てたものの、すぐに落ち着きを取り戻したマザーグースたち。『これくらいの寒さは何ともないよ。』と言わんばかりの泰然自若ぶりは驚きでした。
 
私たちの眠りを暖かく包んでくれる良質のダウンは、ポーランドの極寒な気候からの贈り物と言えるかも知れません。



ポーランド最大の羽毛メーカー
アニメックス社も併せて訪問


アニメックス社のコーラス社長との2ショット


アニメックス社の羽毛選別機
サイズの違いこそあれ
機械そのものはドイツピーターコール社と同一



コーラス社長より
ポーランドの羽毛事情を伺う

ここであたたな事実が発覚!


羽毛はあくまで副産物

『羽毛ふとんが副産物?』『だから何?』と思われるかもしれませんね(苦笑)でもこれが隠れた重要ポイントなんです。

ヨーロッパでグース(ガチョウ)やダック(アヒル)といった鳥が飼育されてきたそもそもの目的は食用。つまり『肉を食べる』『フォアグラ(肝臓)を食べる』あるいは『卵を産ませる』といった目的です。かつて羽毛は不必要なものとして捨てられてきました。それを昔の頭の良い人が何か使い道ないかな?と考えて作られるようになったのが羽毛ふとんなのです。

その図式は現在でも基本的には変わっておらず、グースやダックの飼育目的はあくまでも食用。そして羽毛を採取するために飼育されている鳥は基本的に存在しません。そのため羽毛原料の供給は、食事事情の変化により大きな影響を受けるのです。

ヨーロッパでは食生活がどんどん変化しています。脂肪分のかたまりであるフォアグラが敬遠されたり、グースの肉を食べる量が減ったり。そのためヨーロッパでグースやダックの飼育量は縮小中です。グースやダックの飼育量が減るということは、当然羽毛の採れる量も減るlことを意味しています。昔社会の授業で『供給』と『価格』の関係を習ったことがあるはずです。その教えによると『供給が減る』と『価格は上がる』です。

つまり羽毛の原料価格は年々高騰を続けているのです。



アニメックス社で選別された羽毛を
真剣にチェックする店長の図


そしてもう一つの事実が・・・

『ハンドピック』『ライブピック』は原則禁止

かつては普通に行われていた
ライブピック(手摘み)の光景。
現在では原則禁止となっている。

食肉用のグース(ダック)の場合、通常生後約半年で屠殺され、その後機械により羽毛が採取されます(マシーンピックと呼ばれます)。

一方で、生きたままの鳥から人の手でダウンを集める『ライブピック』という方法もあり、こちらの方が質の良いダウンを集めることが出来ます。しかしながら動物愛護の観点から『生きたままの鳥から毛をむしり取るのは残酷。』との非難が起こり、ライブピックが禁止となりました。
 マザーグースの場合、年に3回程度毛の生え換わりの時期に人の手でダウンを集める『ハーベスティング』という方法もあるが、『ライブピック』との境界があいまいなこともあり、この方法も最近では下火となっています。

現在ではマザーグースの羽毛も、通常6歳になった段階で(肉食用にするため)屠殺された後、羽毛の採取は『マシーンピック』によるのが一般的となっています。ですから一時多く出回っていた『ハンドピック』もしくは『手摘み』の羽毛は、現在では新しく流通することはありません。(ただし規制が掛かる前に採られた原料由来の製品が流通している場合はあります)

そのため、かつては年に数回羽毛の生え変わりの時期に(鳥を屠殺することなく)採ることが出来ていたマザーグースの羽毛が、屠殺の際の一度だけになってしまったのです。つまり良質の羽毛の代表格であったマザーグース羽毛の供給量もまた激減しているのです。


羽毛の価格は高騰中、そして今後も高騰

1)羽毛(そのものの)の供給量が減少
2(高級羽毛の代表格である)マザーグース羽毛の供給量も減少


上記の2点により、羽毛の原料価格は数年前より高騰を続けており、今後もさらに上がり続ける事が予想されます。ある試算によると3〜5年後にはさらに現在の2倍の価格になるとも言われています。

上記の点は全て現地で知り得た、紛れもない事実です。にもかかわらず未だにインターネットや大手量販店などではマザーグース〇万円といった激安価格での販売が続いています。当然これにはカラクリがあるワケですが、ここに記すことは出来ません。ご興味のある方は当店に来ていただければご説明差し上げます。

一つだけお願いしたいことは、どうか売り手主導の(都合の良い)情報に惑わされることなく、本物を選ぶ目を持っていただきたいということです。

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ハンガリー ブダペスト
国名:ハンガリー
首都:ブダペスト
面積:9万3030km2
  (日本の約4分の1)
人口:996万人
  (日本の約12分の1)
言語:ハンガリー語

ポーランドと並ぶ高級羽毛の産地である『ハンガリー』。」ハンガリー人は、ヨーロッパで唯一私たちと同じアジア人の血をひいている。そんなハンガリーは治安も良く、何ともほっとする国であった。

その顔つきからは全く想像できませんが、ハンガリー人の祖先はアジア系の遊牧民です。今から千年以上前に、民族移動により現在の地域に移り住みました。そして今でも自分たちの祖先がアジア人であったことを誇りに思っているそうです。

彼らがアジア系だった何よりの名残は、赤ちゃんのお尻に蒙古斑があることです。(他のヨーロッパ人の赤ちゃんには蒙古斑はないそうです。)そんなハンガリー人は何となくのんびりとしていて、人懐こい人達で、親日的な国として知られています。

かつてハンガリーは広大な領土を有した時期もありますが、第一次世界大戦で敗れたため、その領土の大部分を失ってしまいました。それを取り戻そうと第二次世界大戦では、ドイツ側に付いてソ連に攻め込みました。最初こそ優勢でしたが、逆にソ連の猛反撃にあい、ハンガリー国内のほとんどが焼け野原になってしまいました。戦後になっても、長らくソ連による実効支配を受けました。しかしながらようやく1989年になって、自由化に成功しました。

ブダペストは『ドナウの真珠』と称されるほど美しい街並みを誇りましたが、第二次大戦末期のソ連軍の反撃によりそのほとんどが破壊されてしまいした。

しかしながらその後の人々の努力により、かつての美しさをほぼ完全に取り戻しており、ドナウ川沿いとブダ城は世界遺産として登録されています。



ブダ城前にて
 
同じアジア系の人たちが作っているからなのか、ハンガリーの料理は、私たち日本人の口には何とも安心感のある味付けでした。また私は全く知りませんでしたが、ハンガリーワインは、世界三大ワインの一つに数えらています。今回はスケジュールの都合でブダペストの夜景しか見ることが出来ませんでしたが、今度は昼間のブダペストを見てみたいものです。



ハンガリーワンの美味しさに
うっとりご機嫌の店長♪



小雪のちらつく中
くさり橋の夜景をバックに


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ハンガリー FBZ社

ハンガリー産の羽毛の75%を加工している
この国最大手の羽毛メーカーFBZ社。

高い技術力に加えて、
品質管理を徹底することにより、
高品質の羽毛を世界中に送り出している。
その品質の高さには私も思わずびっくり。



きめ細かな品質管理が最高品質のカギ

『羽毛を生かすも殺すも加工次第』ということはドイツの項で述べました。

羽毛の加工(洗浄や選別)に用いる機械そのものは、サイズの違いこそあれ、その基本は『ドイツ』『ポーランド』『ハンガリー』どこの会社でも共通です。しかしながら加工技術に関しては、会社ごとにノウハウを持っておりその違いが、羽毛の品質を大きく左右するのです。

もう一つの重要ポイントは『品質管理』です。FBZ社では羽毛原料の受け入れから、加工の各工程、そして製品羽毛の出荷までの各段階で、きめ細かく品質検査を実施している。例えば、選別を行った際の検査で品質基準をクリアしていない場合には、再度選別をやり直すこともあるとか。

『高い加工技術』、『徹底した品質管理』により、『トレーサビリティ』の観点からもFBZ社は非常に信頼性の高い会社です。そのことが、FBZ社が最高品質の羽毛を世に送り出している最大のカギです。



羽毛の品質検査


FBZ社のバラダチ社長との2ショット


最高ランクの羽毛を手に
ご機嫌の店長


加工(洗浄、選別、精製)⇔品質管理の流れ

FBZ社の本社工場内に大量にストックされている羽毛原料。














原料の受け入れ段階で管理用のバーコードを貼り付けする。

実際に取り付けられたバーコード。これを読み取ることで羽毛原料の鳥種、産地、スペック等が全て分かるようになっている。

羽毛の品質検査風景。原料受け入れの段階でまず品質検査を行い、その原料の品質ランクを査定する。

検査と加工の履歴およびデータは、パソコンと帳簿できっちりと管理されている。

FBZ社の羽毛選別機。選別や洗浄などの加工段階で、逐次品質検査を実施する。目標となる品質基準をクリアできていない場合には、再度加工をやり直す場合もある。羽毛原料の受け入れから、製品羽毛の出荷まで検査→加工→検査→加工→・・・を繰り返すことで品質を磨き上げる。



このような過程を経て
高品質の羽毛原料が出来る。
日本でほとんど流通していない
最高ランクかさ高20cmの羽毛に
店長ぴっくりの図。



ハンガリーのマザーグース農場も視察。
鳥インフルエンザ対策で変な格好。



ハンガリーでもマザーグースは元気。



そしてヨーロッパ最後の晩餐
参加者全員で記念撮影。



ホテルで最後の夜を堪能。
お酒を飲みながら旅行を振り返る店長。

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私が今回の
ヨーロッパ旅行で知った
羽毛の真実を

包み隠さずお話します。
ここまで書いたら怒られるかも(苦笑)


グースとダック

 グース(ガチョウ)とダック(アヒル)を比較した場合、グースの方が体格が大きいため、それと比例してダウンボールも大きく、かさ高が出やすいです。したがって一般的にはグースの方が高品質と言えます。
 




体格の大きなグース(ガチョウ)の方が、
一般的にはダウンボールが大きい。


ただし飼育された環境や飼育期間の影響も大きく、寒いところで長く育てられた鳥の方がダウンボールが成熟します。ですから、一概にグースの方がダックより優れているとは決めつけられません。


羽毛の産地


主な羽毛の産地。
(この他にもアイスランドや
カナダなどが有名)



一般的には寒冷地で飼育されたグースやダックほど、寒さから身を守るために、かさがあって保温性の高いダウンが採れます。またアジア産と比べて、ヨーロッパ産のグースやダックの方が、もともとの体格が大きいので、それに比例して良質のダウンが採れます。

ただし飼育期間や飼料も羽毛の品質に影響を与えるうえ、羽毛を採取した後の加工により品質は大きく左右されるので、産地だけでは羽毛の品質の優劣は付けられません。


飼育期間

飼育期間が長いほどダウンボールは成熟します。しかしながらダックやグースの飼育目的がそもそも『食肉』や『卵を産ませること』なので、羽毛を採取するタイミングも、そちらの都合により決められてしまいます。羽毛はあくまでも副産物なのです。

食肉用の場合、成鳥になる前に屠殺されてしまうので、ダウンボールが十分に成熟しきっていません。その点マザーグースの方が飼育期間が長いので良質のダウンが採れます。


羽毛の採取方法

かつては生きたままの鳥から、ダウンボールをむしり取る『ライブピック(手摘み)』が行われることもありましたが、見た目にむごたらしいので、動物愛護の観点から最近は禁止となってしまいました。


かつては普通に行われていた
ライブピック(手摘み)の光景。
むき出しになった地肌が痛々しい。



マザーグースの場合は、毛が自然に生え換わる時期にのみダウンを集める『ハーベスティング』という方法が行われる場合もあります。しかしながら現在では、鳥を屠殺した後に機械で羽毛を集める『マシーンピック』がほとんどです。


加工(洗浄、選別)の重要性



一羽のグースから通常約300グラムの羽毛が採れる。
一口に羽毛と言っても
『成熟ダウン』『未熟ダウン』『疑似ダウン』
『スモールフェザー』『フェザー』など、
その中身は雑多である。

この中で羽毛ふとんに使うことのできる
『ダウン』『スモールフェザー』の比率は約20%、
さらにその中で質の良い
『成熟ダウン』の比率はごく一部である。



 しつこいようですが羽毛ふとんのランクを『鳥の種類』と『産地』だけで評価するのは間違いです。『羽毛を生かすも殺すも加工次第』です。

 加工のポイントは大きく分けて二つあります。『洗浄』により羽毛をしっかりときれいにすること。そして『選別』により羽毛の中から良質の『成熟ダウン』を選り集めることです。非常に手間のかかる作業ですが、この部分で手を抜くと、当然羽毛ふとんの品質も下がってしまいます。
 ですから、たとえポーランド産のマザーグースの羽毛であっても、この部分で手を抜いた羽毛ふとんは粗悪品です。




(上)洗浄機(下)選別機

これらの機械を用いて、
徹底した品質管理のもと、
羽毛の加工・精製をすることが重要である。



ダウン率の話

羽毛ふとんの品質表示には必ずダウン率が記載されています。

例えばダウン率90%の場合Aのダウンが90%で、残りの10%がBのスモールフェザーとなります。


A.正常なダウン(成熟ダウン)


B.スモールフェザー

 しかしながらCの未熟ダウンもダウンとしてカウントされ、さらにはDのようなものまでダウンとみなされます。
 


C.スモールダウン(未熟ダウン)


D.擬似ダウン

そのため同じダウン率 90%の羽毛ふとんであっても、Aが多い羽毛ふとんと、CやDの多い羽毛ふとんでは、そのかさ高や保温性には大きな差が出ます。したがってダウン率は羽毛の品質を評価する一つの目安に過ぎません。

店長のここだけの話@

お客様が某大手量販店で買ったという羽毛ふとんがウチのお店に持ち込まれたことがあります。

表示ではグースの羽毛入りで、ダウン率90%でした。値段を聞くとウチで扱っている商品の半額程度でした。お客様の了解をいただいて、実際に中身を出してチェックさせてもらったのですが、やはりほとんどがCの未熟ダウンでした。やはりお客様も『暖かくない』とおっしゃっていました。結論としては『安かろう悪かろう』の品と言わざるを得ません。


かさ高の話

羽毛ふとんにはつい最近までかさ高が表示されていました。

かさ高はJIS規格に基づき、右のような円筒形の容器を用いて測定します。この数字が高い羽毛ほど、中に暖かい空気をたくさん含むので、暖かい高品質の羽毛ふとんと言えます。
店長のここだけの話A

かさ高に関しても大きな問題があります。それは『かさ高を実際よりも高く表示する不正』を行っているメーカーが存在する(らしいという)ことです。

『日本羽毛製品協同組合』の試買テストにより、市販されている羽毛ふとんを買ってきて、中身の羽毛を取り出してかさ高を測定した場合に、実際より高いかさ高表示をしているメーカーが存在するという結果が実際に出ています。(ただしメーカー名は非公表)

こういった問題から、昨年より『かさ高』表示から『ダウンパワー』表示へと品質表示基準が移行されましたが、測定方法と数値基準が見直されたにすぎず、根本的な問題解決にはつながっていないように思われます。


羽毛はあくまで副産物

ヨーロッパでグース(ガチョウ)やダック(アヒル)といった鳥が飼育されてきたそもそもの目的は食用。つまり『肉を食べる』『フォアグラ(肝臓)を食べる』あるいは『卵を産ませる』といった目的です。かつて羽毛は不必要なものとして捨てられてきました。それを昔の頭の良い人が何か使い道ないかな?と考えて作られるようになったのが羽毛ふとんなのです。

その図式は現在でも基本的には変わっておらず、グースやダックの飼育目的はあくまでも食用。そして羽毛を採取するために飼育されている鳥は基本的に存在しません。そのため羽毛原料の供給は、食事事情の変化により大きな影響を受けるのです。

ヨーロッパでは食生活がどんどん変化しています。脂肪分のかたまりであるフォアグラが敬遠されたり、グースの肉を食べる量が減ったり。そのためヨーロッパでグースやダックの飼育量は縮小中です。グースやダックの飼育量が減るということは、当然羽毛の採れる量も減るlことを意味しています。昔社会の授業で『供給』と『価格』の関係を習ったことがあるはずです。その教えによると『供給が減る』と『価格は上がる』です。

つまり羽毛の原料価格は年々高騰を続けているのです。


羽毛の価格は高騰中、そして今後も高騰

1)羽毛(そのものの)の供給量が減少
2)高級羽毛の代表格であるマザーグース羽毛の供給量も減少


上記の2点により、羽毛の原料価格は数年前より高騰を続けており、今後もさらに上がり続ける事が予想されます。ある試算によると3〜5年後にはさらに現在の2倍の価格になるとも言われています。

上記の点は全て現地で知り得た、紛れもない事実です。にもかかわらず未だにインターネットや大手量販店などではマザーグース〇万円といった激安価格での販売が続いています。当然これにはカラクリがあるワケですが、ここに記すことは出来ません。ご興味のある方は当店に来ていただければご説明差し上げます。

一つだけお願いしたいことは、どうか売り手主導の(都合の良い)情報に惑わされることなく、本物を選ぶ目を持っていただきたいということです。


 いやはや・・・
百聞は一見に如かずです。

今までの羽毛に関する知識が
いかに表面的なものだったかを、
今回のヨーロッパ旅行で痛感しました。

今回学んだことを生かして、
これから皆様に
より良い羽毛ふとんを
ご提供してゆきます!

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